Blancco Mobile Diagnostics and Erasure 4.14 リリースノート
主な機能
PHEN-8635 - ポートとレーンのリセット。
デバイス間通信失敗のイベント発生時に画面のポートまたはレーンからデバイスIDをクリアできるようにしました。これにより、デバイスの再テストがやりやすくなります。
PHEN-8633 - 査定パネルのデフォルト値設定。
査定パネル作成の際にデフォルト値を設定できるようにしました。これにより、確認の効率化やクリック数の削減が見込めます。
BMDE 4.14の画面には、Legacy版検査アプリの提供終了を示す警告が表示されます。現時点ではまだLegacy版を使用し続けることはできますが、なるべく早くLatest版アプリへ移行するための評価を開始してください。
警告が表示される条件
ステーションつまり利用中のPCが以前のバージョンから継続的にアップデートされており、
かつLegacy版が選択されていた、
または選択肢が無かった。
警告が表示されない条件
同期サービスのクライアントである。
または、新規インストールされたステーションであり初期状態でLatest版が選択されている。
または、継続利用中のステーションでありLatest版が選択済みである。
Latest版を指定すると、アプリのバージョン選択画面も無効になります。ただし、CTRLキーとShiftキーを同時に押して「lega」と入力すれば再び有効にできます。
SD-5326 - 速度改善 - アプリ上の並列テスト。
アシストテストと手動テストの実行中に自動テストの一部がバックグラウンドで実行されます。
この機能を有効にするには、設定画面であらかじめ「速度の最適化」オプションをオンにしてください。
現時点でバックグラウンド実行可能なテストは以下の通りです。
Android
磁力計
Wi-Fi
Bluetooth
AGPS
キャリアシグナル SIM 1
キャリアシグナル SIM 2
ジャイロスコープ
気圧計
性能
SDカード
温度
iOS
Wi-Fi
磁力計
気圧計
高度計
ジャイロスコープ
加速度センサー
Bluetooth
性能
SD-5327 - AGPSテストの自動テスト化。
SD-5353 - iOS向け性能テストを自動テストに追加。
SD-5364 - iOSバージョン14未満に対するiOS検査アプリの高速な自動信頼機能。
他のBlancco製品に合わせて利用統計機能の改善を実施しました。Blancco EULAポリシーに準拠し、BMDEは匿名の使用統計を収集します(ただし、個人を特定可能な情報は含みません)。
修正
PHEN-9598 - バージョン4.13で大量のデバイスを処理するとフリーズしてしまう。
PHEN-9759 - ワークフローのデバイス接続時自動開オプションを有効にすると「検査」アクションが省略されてしまう。
PHEN-9796 - iOS 16の公開以降、iOS Smart Reset(Automatic Factory Reset) の頻度が増加してしまった。
PHEN-9005 - Rakuten Android: <ESIM>と<SIMStatus>が予想される値と異なってしまう。
PHEN-9085 - BMDEがレポートするMoto Z4の商品名が正しくない。
PHEN-9112 - BMDEがレポートするMoto g(7)の商品名が正しくない。
PHEN-9418 - 消去プロセス中にESIMが削除されない。
PHEN-9589 - DiagListResultsをサーバーメッセージ機能で送信すると、「失敗」と「利用できません」が同じ値になってしまう。
PHEN-9684 - Carrierロックチェックの結果が異常。
PHEN-9712 - Oppo A16sで消去後のファクトリーリセットが失敗してしまう。
SD-5278 - Samsung S22 ultraとPixel 6の場合にストレステストが実行されない。
SD-5357 - AppleデバイスのスピーカーテストはLatest版検査アプリのほうがLegacy版より遅くなってしまう。
SD-5358 - コンパステストが自動テストのカテゴリーに入っていない。
SD-5311 - Redmi Note 7におけるライブコール SIM 2テストの不具合。
既知の不具合(消去)
当バージョンでは、iOSデバイスのeSIMは自動的に消去されます。eSIMを保持したい場合はワークフローのオプションを利用して動作を変更してください。なお、消去規格にNISTを指定した場合は設定によらずeSIMが必ず消去されます。 ※不具合というよりは仕様変更です。
Android向けに、RSAダイアログの自動許可機能が利用可能です。自動許可が失敗する場合は、従来のように許可操作を手動で実行してください。なお、失敗する場合は複数のダイアログがスマートフォン側に表示されている可能性があります。 ※不具合というよりは仕様変更です。
Androidの接続の不具合が発生した場合は、USB接続モードの変更操作とケーブルの交換、端子の状態チェックを行ってください。また、レポート画面から既存のレポートも削除してください。
当バージョンからは、Blancco監視モードの設定をiOSセットアップ設定画面で無効化可能です。 ※不具合というよりは仕様変更です。
検査またはiOSセットアップを含む処理を行う場合は、同時にWi-Fi接続設定も行ってください。Wi-Fiへの接続設定を適切に指定しなかった場合、デバイスのホーム画面へのアプリケーションインストールも失敗してしまいます。
当バージョンで最新世代のiPad(2022年10月発売)をサポートしました。 ※不具合というよりは仕様変更です。
iPhone 14シリーズに関して、デバイスがDFUモード(黒いデバイス画面)の場合はデータ消去が機能しません。
既知の不具合(検査)
BMDEを新規インストールした直後の設定ではLatest版検査アプリ (Diagnostics version 4.8) が実行されます。アップデートインストールかつLegacy版が選択されている場合は、起動時に非推奨の通知が表示されます。
iPhone 14 ProとiPhone 14 Pro Maxの「常時表示ディスプレイ」が有効になっている場合にはスリープボタンテストが機能しません。
Appleデバイスで故障しているカメラに「カメラフラッシュ」テストを実行した場合、結果が「利用できません」になります。
Androidデバイスの場合、ホーム画面を表示した状態で検査アプリを開始する必要があります。この制約は、すべてのテストを正しく実行するために必要なものです。
BMDE 4.13以上ではiOS 11未満のデバイスはサポート対象外とします(該当する機種はiPhone 5cとiPhone 5、iPad第4世代)。理由は、Apple Xcode 14によるiOS 10.xデバイス(32ビットアーキテクチャ)のサポートが終了したためです。該当機種を今後処理する場合にはBMDE 4.12.1をご利用ください。
Appleデバイス向けアプリケーションの証明書の有効期限は2023年11月25日です。